私たちに
ついて

経営理念

八島農具興業経営理念

 我が社の経営理念作成にあたり、3視点より見つめてまいりました。1つに創業の精神、2つに我が社の売り物とは一体何か、3つにお客様と市場の真の要望と考えを絞り込みました。そして又、経営理念がただ単なる飾り物のキャッチフレーズにならない為にも戦略性を重視、表現と時代性を踏まえ、社員、チームが発心するパワーの源になるものであります。
 今後、我が社の将来を考えたときに、見つめる先は市場であり生活者、消費者ですし、マイノリティ、スローライフ、ハンドメイドを経営テーマに、新型コロナウイルスが世界を恐怖に落し入れた現代、その恐怖は我々人類に「ニューノーマル」、すなわち新たな価値観、持続可能な暮らしや社会活動へ大きく転換を果たす構造改革を求めてきたと考えます。
 そこで持続可能な市場価値に向けて、カスタマイズスキルとデザインを高め、個々のパーソナル市場にコンタクト(お客様との接点)コミニュケーション(人間関係、縁と絆)を取りながら、人情味ある関係創りで、市場価値にChallenge挑戦し、創造的な職場、チームを目指します。

IRON CONCEPT

I:イノベーション(新結合・社会に価値創造)

R:リレーション(出会い・ふれあい・絆)

O:オペレーション(企画・設計・運営・管理)

N:ニーズ(市場の要望、要求)

会社概要

法人名八島農具興業株式会社
創業明治30年2月1日
設立昭和51年7月10日
所在地〒682-035 鳥取県倉吉市広栄町889-6
電話番号0858-22-7233
FAX0858-22-7235
メールアドレスyashima@ncn-k.net
代表者代表取締役 八島久普
事業内容農具製造・販売・修理 金属加工

沿革

明治30年に稲扱千歯の製造元として初代の八島幸吉が創業し、現在は5代目になります。明治の中期から昭和の初期にかけて、倉吉は稲扱千歯の生産地として全国の販売の8割を占めており、製造本舗毎に全国に得意地域がありました。ちなみに当社のエリアは信州(長野県)でした。千歯鍛冶は、最大時には150軒を超えていたと記録(倉吉市誌)されております。脱穀機の普及に伴い多くの鍛冶屋は転業いたしました。その中で当社は、創業以来百数年、時代に合わせて提供する製品の構成は変わりましたが、一貫して農具を製造してまいりました。当社の略年表は,以下の通りです。

→ 倉吉の鍛冶(かじ)の歴史と鍬ができるまで

明治30年鳥取県倉吉市鍛冶町1丁目にて稲扱千歯の製造開始。
大正14年溶接機を導入。
鍬の特許1件、鋏(桑切)の特許1件を取得。
昭和23年通産省・農林省指定工場となる。除草機の特許2件を取得。
昭和48年現在地に移転(倉吉市広栄町)。
昭和51年八島農具興行株式会社(資本金500万円)として、法人に改組。
昭和56年同地に第2工場設立(NC機導入)。
溶接ロボットを昭和59年に、CNCパイプベンダを昭和61年にそれぞれ導入。
平成2年フィリピンのミンダナオ島ダバオ市に鍬等の製造工場(Yashima Techno Steel
(Phil.)Inc.(YTSP))設立。
平成3年YTSPがフィリピン政府よりBOI(特恵輸出振興企業)ライセンス認可を得る。
平成3年資本金を1,000万円に増資。
平成10年フィリピン工場閉鎖。

ごあいさつ

 八島農具のはじまりは明治30年初代幸吉が当時倉吉の名産品であった「稲扱千刃(いなこきせんば)」の事業に着手したことからでした。以来、様々な製品を手掛けながら、農業に寄り添ってまいりました。いつの時代も人を支えるのは食であり、食を支えるのは農であり、その農を支える道具で社会に貢献したい思いがあったからこそです。
 創業以来、多くの職人の技術と創意工夫に支えられてきました。おかげさまで地元倉吉だけでなく、西日本の各地よりご依頼を頂き、北陸から近畿・中国地方のお客様に当社の鍬(くわ)をご利用いただいております。
 社会の価値観は時代の流れとともに変化してまいりました。大量生産で使い捨てが効率の良い時代もありました。しかし、現在は地球環境を次の世代につなげていくために「今、何ができるか」を考える時代です。愛着をもって使っていただける道具を提供し、メンテナンスして使えるうちは修理をさせて頂く。お客様のお役に立つ機会を増やしていきたい。今回ホームページを立ち上げましたのもそのような思いからでした。
 山陰の片田舎の鍛冶屋にできることは限られているかもしれませんが、すこしでもご利用者様の不便を便利に変えていくお手伝いをいたします。また、地域の伝統の技術を知っていただき、継承いくことにも挑戦していきます。
 これから良いご縁が頂ければ幸いで御座います。

アクセス

・車 北条湯原道路(北条倉吉道路)
                倉吉ICから約15分
   山陰自動車道はわいICから約20分

・電車&タクシー 
    JR山陰本線倉吉駅からタクシーで約10分